米メディアがオフの勝者&敗者を分析、イチロー加入のマーリンズは“勝ち組”に

「不老のイチロー」ら加入のマーリンズは7位に選出

 そして、マーリンズは7位に選出されている。

「彼らは、フランチャイズプレイヤーであるジャンカルロ・スタントンと総額3億2500万ドルという記録的な契約を結ぶ派手なスタートを飾った。そして、そこから前進を続けた。俊足のディー・ゴードン、万能派のマーティン・プラド、パワフルなマイケル・モース、才能のあるマット・レイトス、不老のイチロー、そして、頼りになるが西海岸でのプレーを希望しているダン・ヘイレンを獲得した」と的確な補強を高く評価。1年契約を結んだ41歳のベテラン、イチローについては「不老」という表現で、年齢を感じさせないと評している。

「シールズ獲得というサプライズが可能となれば、さらなる脅威となる」とし、FA市場に残された最後の大物右腕、ジェームス・シールズ投手の獲得が期待されている。その一方で、ホセ・フェルナンデス投手とクリスティアン・イェリッチ外野手との長期契約延長に未だ至っていないことはマイナス要素と見られている。

 イチローは若き外野トリオのバックアップになると見られているが、球団からの期待は大きい。イチロー自身も、29日に都内で行われた入団会見で「4番目の外野手であるというのは想定内」と話している。シールズ獲得となれば今オフの補強は大成功で、躍進の期待もかかる。マーリンズとイチローの両者にとって最良の補強となる可能性も十分にある。

 また、8位はラッセル・マーティン捕手、ジョシュ・ドナルドソン内野手という実力者を補強したブルージェイズ、9位はヤンキースからFAとなり、ドジャースと長期契約を結んだブランドン・マッカーシー投手、10位はカブスに加入したレスター、11位はアストロズに移籍したジェド・ローリー内野手、12位はツインズ、13位にはホワイトソックスと大型契約を結んだデビッド・ロバートソン投手やヤンキースと長期契約を結んだアンドリュー・ミラー投手ら「トップクラスの抑え投手」、14位はブレーブスに加入したニック・マーケイキス外野手という順となっている。

 さらに15位は岩隈久志投手の所属するマリナーズ、16位はダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズと続いている。マリナーズは昨年の本塁打王、ネルソン・クルーズ外野手を補強。一方、レンジャーズは昨年続出した負傷者の復帰こそが最大の補強だとされている。

 17位は青木宣親外野手の後釜にロイヤルズが獲得したアレックス・リオス外野手、18位はナショナルズのジョーダン・ジマーマン投手とイアン・デズモンド内野手、19位は有望な若手獲得に成功したダイヤモンドバックス、20位は続々と大型契約を手にしている「キューバ人打者」というカテゴリーが選出されている。

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