NY記者がイチローに感謝 「間近で見ていてすごく魅力的な選手だった」

イチローに魅了されたニューヨークの地元紙記者

 マーリンズに移籍の決まったイチロー外野手が2年半プレーしたヤンキースの番記者から感謝の言葉を捧げられている。地元紙「ジャーナル・ニュース」の「嫌な年齢になったなと感じています」との記事の中でチャド・ジェニングス記者が綴っている。

 ヤンキース番記者のジェニングス氏は日本の誇る安打製造機に魅せられていた人間の一人だった。

「2年半の間、イチロー・スズキは間近で見ていてすごく魅力的な選手だった。ヤンキースは彼をキャリアの終盤で獲得し、もはや10年間に渡って彼を驚嘆すべきスーパースターにさせたレベルではなかったが、少しばかり衰えたバージョンのイチローでも、ワクワクさせてくれる存在だった。彼の独特な準備と試合に対するアプローチもその理由なのかもしれない」

 イチローは2012年7月23日にダニー・ファーカーとDJミッチェル両投手との2対1のトレードでマリナーズからヤンキースに移籍した。トレードマークだった背番号「51」から「31」へと変えたイチローはポストシーズンの舞台でも躍動し、オフに2年契約を結び直した。

 ヤンキースでは360試合に出場。通算311安打という成績を残し、イチローはピンストライプのユニフォームを脱いだが、そのプロフェッショナルの塊のようなストレッチ、ウォーミングアップなど周到な準備は他のトッププレイヤーと比べても際立った印象を残したようだ。

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