松坂、緊張と戸惑いのキャンプ初日 それでも変えない自身の流儀

9年ぶり日本球界復帰、注目の初日

 球春到来。ソフトバンクに今季から加わった松坂大輔投手(34)が、ついにベールを脱いだ。宮崎・生目の杜運動公園での春季キャンプがスタート。9年ぶりの日本球界復帰となった右腕を見ようと、キャンプ地には、多くの人が詰めかけた。

 グラウンド入りに備え、ずらりと3塁ベンチ前に並ぶテレビカメラ。その数、実に25台。駆け付けた報道陣約200人、観衆1万7200人。工藤公康新監督への注目度も相まって、大フィーバーぶりの異様な雰囲気の中で、15年の春季キャンプはスタートした。

「初めてのチームなので、分からないことが多くて、大変でした。ホークスがキャンプでどう動くのか分からなかったし、どこで練習するのかも分からなかった。自分の中で予想していた通り、慣れない中で緊張しましたし、精神的に疲れました」
 
 初日を終えて、こう率直な感想を口にした松坂。幾多の大舞台を経験した男であっても、緊張はするようだ。新天地ということもあって、緊張や戸惑いは随所に見て取れた。練習メニューや、練習場所が分からず、「次、何やっていいか、分からん」と右往左往する場面もあった。

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