イチロー加入のマーリンズ会長、補強に満点評価 「球界最高の外野陣」

昨季最下位から脱出、今季は2003年以来のプレーオフ進出なるか

 チームの人件費を削減するために年俸の高い選手を大量放出する「ファイヤーセール」で地元ファンのひんしゅくを買ってきたローリア氏だが、2012年に本拠地を新設のマーリンズ・パークに移転し、「フロリダ・マーリンズ」から「マイアミ・マーリンズ」に改名した際に大型補強を展開。しかし、ナ・リーグ東地区最下位と惨敗し、その直後にも補強したばかりのマーク・バーリー投手、ホセ・レイエス内野手ら主力5選手をブルージェイズに放出している。

 ただ今回のチーム編成に関してローリア氏は「ファイヤーセール」に至った2012年のロースター以上に「より躍進に楽観的」と語っている。

 マーリンズは昨季、3年連続地区最下位から脱出し、77勝85敗で4位に。前年から15勝を積み上げた。

「ワシントン(ナショナルズ)は間違いなく偉大なチームだ。彼らは(ナ・リーグ東地区の)優勝候補だが、どのチームも頂点に立てる力を持っている。メッツは最高の投手陣を誇っている。フィラデルフィア(フィリーズ)は勝ち方を知っている。ナショナルズは2年連続で優勝しているので、彼らが優勝候補だが、私はこのチームを気に入っている」

 補強に手応えを感じているローリア氏は2003年以来のプレーオフ、その先のワールドシリーズ進出を虎視眈々と狙っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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