イチローが高卒で渡米していたら? MLB公式サイトが現在3504安打と試算

マリナーズ傘下から1997年途中のデビューで試算

 マーリンズへの入団が決まったイチロー外野手の安打記録に関して、もし日本ではなくアメリカでデビュー時からプレーしていたら、現時点で通算3504本安打だったと米メディアに予想されている。MLB公式サイトの動画特集ページ「CUT4」が「もしイチローが日本ではなくマリナーズでプレーしていたなら」との見出しで報じている。

 現在、イチローは日米通算4122安打と、ピート・ローズが持つ歴代最多記録(4256本)まで134本に迫っている。米国だけで通算2844安打をマークし、資格取得1年目での野球殿堂入りの基準の1つにもなる3000安打到達までは残り156本。マーリンズへの入団会見で、イチローは「それ(3000本安打)がすべてではないということは、はっきり言える」としながらも「数字はもちろん大切なもの。これがなくては現役を続けていくことはできないと思っている」と自身の考えを明かしている。

 記事では、イチローが高校卒業後にマリナーズに入団していた場合をシミュレート。1997年の5月末に、外野手で年齢も近いホセ・クルーズ・ジュニアがメジャー昇格していることから、代わりにイチローがマイナーから登録されていた場合は、そこから2000年まで、3+2/3シーズン分の成績が現在の記録に加算されるとしている。

 打率については、イチローが27歳でメジャーデビューした2001年のMLB打率トップ10が.350から.330の範囲であったのに対し、2000年は.372から.334とより高打率だったことを挙げ、「2001年より、26歳シーズンのほうが良かったろうとの論さえ成り立つ」と指摘している。

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