カストロ前議長の実子が野球、ソフトボールの五輪競技復活へのキーマンに

アントニオ・カストロ氏が世界野球ソフトボール連盟の「国際大使」に就任

 キューバ革命を実現したフィデル・カストロ前議長の実子が、2020年の東京五輪における野球とソフトボールの実施競技復活に向けた「国際大使」に就任すると、スイスのローザンヌに本部を置く世界野球ソフトボール連盟が発表した。

 野球大国キューバのカストロ前議長の実子であるアントニオ・カストロ氏が、グローバル・アンバサダーに就任することが決定。野球は1992年バルセロナオリンピックから、ソフトボールは1996年アトランタ五輪から正式種目となったが、ともに2012年ロンドン大会から外されていた。

 アントニオ氏はカストロ前議長の2番目の妻の3番目の息子。かつて野球のキューバ代表でチームドクターを務めた。また、その後はキューバ野球連盟副会長に就任。2012年11月には都内のキューバ共和国大使館で行われたアントニオ猪木氏へのキューバ友好勲章叙勲式に出席し、勲章を授与している。

 2016年リオデジャネイロ五輪での復帰が見送られた両競技だが、野球を心から愛するカストロ前議長のジュニアは、2020年東京五輪での実施競技復帰に向けて尽力することになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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