岩隈久志擁するマリナーズの先発ローテーションはMLBトップ3の評価

「フェリックス・ヘルナンデス、ヒサシ・イワクマという明らかな強み」

 上位に来るほど層が厚く、先発4、5番手争いが熾烈になりそうなチームが並ぶ。ただ、マリナーズはこれらのチームを抑えて3位にランクされている。

「私は思いきって、メジャー8位の先発防御率(3.48)をマークした2014年よりも、マリナーズのローテーションが良くなると推測したい。フェリックス・ヘルナンデス、ヒサシ・イワクマという明らかな強み以上に、シアトルにはジェームズ・パクストン、タイジュアン・ウォーカーという潜在的な新星がいる(ことが理由だ)」

 寸評では、このように評価されている。「キング」ことヘルナンデスと、岩隈はもはや別格の扱い。黙っていても結果を残すと見られているようだ。

 岩隈については「(2014年は)防御率は落ちたが、FIPは2013年よりも良くなった」と説明。セイバーメトリクスの指標であるFIP(Fielding Independent Pitching)は運や守備力の影響を極力排除し、投手の純粋な能力を測る指標で、現在のMLBでは投手を評価する場合、防御率よりも重視されることが多い。岩隈は実際に、3.44から3.25へと数字を向上させている。サイ・ヤング賞投票で2位に入った2013年よりも、昨年の方が投球の質は上がったという評価だ。安定感はメジャー屈指だけに、今年も期待されていることは間違いない。

 記事では、この2人に続くパクストンとウォーカーの潜在能力を絶賛した上で、ブルージェイズから移籍したJ・A・ハップも「投手有利」とされる本拠地セーフコ・フィールドで成績が向上すると予想。全員が力を発揮すれば、確かに強力な先発ローテーションとなる。

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