マリナーズの超有望株が水泳中にボートと衝突事故 意識不明の重体に
病院に運ばれ緊急手術「まだ人生をかけて戦っている」
マリナーズの有望な若手投手が母国ベネズエラのビーチで水泳中にボートとの衝突事故に巻き込まれ、意識不明の重体になったとMLB公式サイトが報じている。
20歳の右腕、ビクトール・サンチェス投手は現地時間13日(日本時間14日)、母国ベネズエラのカルパノ市内のビーチで泳いでいる際、船との衝突事故に巻き込まれた。頭蓋骨骨折で意識不明となり、市内の病院に緊急搬送されたという。
マリナーズもベネズエラ在住の球団スタッフを病院に派遣。緊急手術を執刀したローランド・コビス医師は「(サンチェスは)まだ人生をかけて戦っている」と語っている。容態は安定しているとの報道もあるが、まだ予断を許さない状況のようだ。
サンチェスはベネズエラ最高の若手投手という高い評価を受けている。16歳の時に契約金250万ドル(約3億円)でマリナーズと契約し、現在は球団のプロスペクト(有望若手)ランクで11位。昨年は傘下2Aジャクソンで、23試合に先発し、7勝6敗、防御率4.19という成績だったことも記事では紹介されている。2013年の1Aクリントン在籍時には、ノーヒットノーランも達成したという。
同じベネズエラ出身の「キング」ことフェリックス・ヘルナンデス投手、岩隈久志投手というリーグ屈指の先発陣を誇るマリナーズで、サンチェスは次代のエース候補としても期待を集めている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count