日本復帰で黒田の投球スタイルはどう変わる? 鍵を握る右腕の“取捨選択力”

黒田は日本球界に“再適応”できるのか

 ついに黒田博樹投手が日本に帰ってきた。7年間のメジャー生活に別れを告げ、古巣広島への復帰を決めた右腕は、18日から沖縄で行われる2次キャンプでチームに合流する予定だ。

 力強い直球を武器としていた日本時代とは違い、メジャーではシンカー主体のピッチングスタイルへと変貌。ハイレベルなリーグで生き抜くために下した決断、そして、滑るボールと硬いマウンドに適応するために続けた努力は実を結び、「MLBで最も成功した日本人投手」と現地メディアから評されるほどの結果を残した。

 注目されるのは、日本に“再適応”するために、その投球が今度はどのような形になるかだ。そのヒントが、16日の復帰会見の中にあった。

「(日本で)対戦したいバッターはいますか?」と聞かれた時のことだ。黒田はこんな返答をしている。

「僕が(広島)にいた時にいたバッターもまだたくさん残られてますし、そういう人たちも僕と7年間、対戦がなかった。全くイメージの違うピッチャーになっていると思うんで、その中でまた色んな対戦ができればいいかなと思います。若い選手に関しては、いい打者がたくさん出てきてると思うので、そういう打者とも自分のアメリカで7年間やってきたこと、そういうピッチングをしていきたいかなと思っています」

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