元楽天のユーキリス氏がカブスのスペシャル・アシスタントに就任

レッドソックス時代のGMの右腕に

 元楽天で昨年10月に現役引退を表明していたケビン・ユーキリス氏がカブスのスペシャルアシスタントとしてフロント入りすることが分かった。米スポーツ局CSNシカゴ(電子版)など複数メディアが報じている。

 ユーキリスは2004年から12年途中まで活躍したレッドソックス時代に強化責任者を務めていた現カブスのセオ・エプスタイン球団副社長の右腕として、フロント入りすることになったという。ジョー・マドン監督、左腕ジョン・レスター投手ら大型補強を展開し、和田毅投手も所属するカブスのプレーオフ進出という目標を支えることになる。

 ユーキリスは昨年楽天と1年契約を結んだが、左かかとの痛みのために治療目的でアメリカに帰国。左足底筋腱炎のリハビリを続け、10月30日に現役引退を表明していた。楽天では打率.215、1本塁打、11打点と期待通りの活躍はできなかったが、メジャー10年間では優れた選球眼を武器に通算.382という高い出塁率を誇った。レッドソックスではワールドシリーズ優勝を2度経験し、ゴールドグラブに1回、オールスターに3回選出されている。

 メジャーでの高い評価を受けていた、その“眼”でユーキリスがカブスを支える若き逸材を発掘できるか、期待を集めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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