4番手外野手のイチローが示す自信 「昨年は5番目。どうなるか楽しみ」

目標は3000本だけではない「僕には他に成し遂げたいゴールがある」

 イチローが活躍してきたア・リーグと異なり、マーリンズが所属するナ・リーグに指名打者制度はない。しかも、最高年俸総額男のジャンカルロ・スタントン、マルセル・オズナ、クリスチャン・イェリッチの3人はメジャー最強の外野陣と称される。イチローも「4番手」という立場に納得し、マイアミを選んだ。ただ、開幕すれば何が起こるかわからない。圧倒的な実績に加え、昨年は首脳陣の低評価を覆した自信もあるようだ。

 メジャー通算3000本安打という金字塔へは残り156本。昨年は102安打を記録したイチローの記録達成にメディアも注目するが、本人は過剰な意識はしていない。

「3000本という数字はすごく大きなゴールであり、自分にとってもゴールです。でも、それは僕が野球を続ける理由ではない。僕には他のゴールから、プレーし続けたいというモチベーションがある。それが唯一のゴールだったら、プレーし続けないと思う。僕には他に成し遂げたいゴールがある」

 大記録以外にも、旺盛に燃える闘志と意欲が存在するからこそ、イチローは現役を続けるのだという。

 この日は、平均年齢24歳の最強外野トリオと初めて練習した。

「みんな自分を年寄りのように扱うんですが、若者のグループに自分も入れて欲しいですね。若々しく感じることができるし、あのグループに入れてもらいたいですよ。僕は41歳で、自分の役割がどうなるのかも現時点ではわかりません。キャンプをやりきった頃に分かるでしょう。バットが杖に思われなければいいですね」

 冴え渡るイチローのユーモアセンスに地元記者からも笑い声が上がった。日本が誇る安打製造機は充実の再出発を飾った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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