イチローの“新天地デビュー”に大歓声 「この日最も大きな喝采を浴びた」

練習試合でのマーリンズ初打席は四球、「イチロー!」のコールや「頑張れー!」の声も

 マーリンズのイチロー外野手が3日(日本時間4日)、マイアミ大学との練習試合に「6番・ライト」で先発し、“新天地デビュー”を果たした。

 ロジャー・ディーン・スタジアムが一気に湧いた。2回無死1塁の場面で迎えた初打席。黒にオレンジ色の入ったマーリンズのユニフォームに身を包んだイチローがバッターボックスに向かう。それだけでスタンドから大きな拍手が巻き起こった。

「ナンバー51、イチロー・スズ~キ!」

 場内アナウンスが流れると、観衆から「イチロー!」と何度も声援が起こる。日本人の「頑張れー!」という声援も聞こえた。大きく素振りをしてから、膝を深く屈伸。右手で大きく回したバットを一度体の正面で立て、相手投手を静かに見つめる。レジェンド恒例の所作にスタンドは大歓声に包まれた。マーリンズファンがスターの移籍を心から歓迎するようだった。

 マイアミ・ヘラルドの番記者、マニー・ナバロ氏は「イチローはバッターボックスに足を踏み入れた際、この日最も大きな喝采を浴びていた」と自身のツイッターで速報している。

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