「41歳にして魅力的」 イチロー、衰え知らずのスピードと強肩の理由

「彼は世界で最も興味深い人間」と打撃コーチ

「16年、17年、同じプログラムです。毎日やりたいですね」と語っている本人は、記事によると、1日に4回もこの器具を用いたトレーニングを行うとされている。4回とは、起床後、スタジアムでチームがストレッチする前、試合前、そして試合後の自宅だ。

 現在、キャンプ地に設置されているトレーニングセットはスプリングキャンプ終了後、本拠地マーリンズ・パークの倉庫スペースに送られ、そこがイチローの自主トレの舞台となるようだ。

「彼の準備に関する全ての要素は注意深さにある。それこそ、彼を日本で強烈な尊敬の対象とさせ、41歳にして魅力的な存在とさせているのだろう」

 記事ではこう指摘。他の選手と一線を画すものは「プロ意識」という一言では、もはや片付けることはできない。マーリンズの打撃コーチ、フランク・メネチーノ氏は「彼は世界で最も興味深い人間だ」と脱帽しているという。

 マーリンズは1993年創設の歴史で2度のワールドシリーズ制覇を果たしているが、度重なるファイヤーセールを繰り返した結果、長年クラブを支えたレジェンドやベテランの名手は多くない。一流の流儀はプレーオフ進出を目指す若きチームに好影響を与えているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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