岩隈久志はメジャーで最も過小評価された投手!? 「エリート投手の横顔」

「イワクマは最小の閃光で全てを上手くこなす選手の一人」

 マリナーズの岩隈久志投手の昨季までの投球データが、往年のサイ・ヤング賞投手の全盛期に近い数値を出していると分析されている。野球専門の米データサイト「ファングラフス」が、岩隈の投球データを特集。これまでの成績を振り返り、いかに稀有な成績を収めているかを、岩隈と傾向の近い投手を紹介することで表している。

 2012年のメジャーデビュー以来の岩隈のxFIP(守備力の影響と運の揺らぎを排除した投手の防御率)は3.24。記事によると、これは規定投球回数を満たした先発投手の中で12番目に優れていたという。また、この値がマックス・シャーザーとマディソン・バムガーナーの間に位置する数値にもかかわらず岩隈の年俸が彼らよりも格段に安いことから、岩隈は「野球界で最も過小評価された投手かもしれない」と評されている。

 記事ではさらに、昨シーズン150回以上投げた先発投手のうち、岩隈の奪三振率が21.7%で31位、与四球率が3.0%で2位、被ゴロ率が50.2%で23位、xFIPは2.85で9位だったという数字を紹介。昨季は1度も盗塁を許さず、8回の盗塁阻止回数を誇ったことも挙げ、そのピッチングを「イワクマは最小の閃光で全てを上手くこなす選手の一人だ」と評している。

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