マーリンズの最強外野トリオの一角が7年総額60億円の大型契約に合意
小さな時からイチローに憧れて育ってきたイェリッチ
マーリンズの最強外野トリオの一角、クリスチャン・イェリッチ外野手が7年総額4957万ドル(約60億円)の大型契約に合意したと球団公式サイトが報じた。
23歳のイェリッチは、マーリンズでレフトのレギュラーを努める。メジャー2年目の昨季は主にリードオフマンとして142試合に先発。2割8分4厘、9本塁打、54打点と優秀な成績を残した。
エラーはわずかに1度で、守備成功率9割9分6厘とメジャーのレフト最高の数字を誇る堅守も武器。球団は5年後にフリーエージェントとなる若き才能との長期契約を結んだ。
リーグ屈指の外野手に成長した新鋭は、今季からマーリンズに加入したイチロー外野手を見て、育ってきたという。地元紙の取材に対して、4番目の外野手としてチームに加わったメジャー15年目のレジェンドとの共闘を歓迎していることをこう明かしていた。
「殿堂入りすることになる選手と一緒のチームでプレーできる時は、いつだって出来るだけのものを学び取りたいもの。僕は小さな時から彼のプレー見て育ったんだ。彼と一緒にプレーできるなんて、クールなことだよ」
マーリンズは昨年本塁打王のジャンカルロ・スタントン外野手とオフに北米プロスポーツ史上最高の年俸総額13年3億2500万ドル(約382億円)で契約延長したばかり。現地時間18日段階で、オープン戦ではナ・リーグ2位の勝率となっているマーリンズは、着々と陣容を固めている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count