またも快投の田中将大に絶賛の声 ヤンキース監督「腕がすごく振れている」
OP戦2度目の登板で4回途中無失点、初の開幕投手に前進
ヤンキースの田中将大投手が、オープン戦2度目の登板となった18日(日本時間19日)のブレーブス戦で3回2/3を2安打無失点、無四球、3奪三振と好投した。チームは12ー5で勝利。2試合連続の完封でジョー・ジラルディ監督や同僚から絶賛され、4月6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦での自身メジャー初となる開幕投手抜擢にも前進した。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じている。
田中は1回1死から2者連続三振を奪うと、そのまま勢いに乗った。全ての球種をテストし、圧巻の無失点ピッチング。2イニングをわずか19球で投げきった12日のブレーブス戦に続く快投だった。
「彼の腕はすごく振れていた。今年のスプリングキャンプで少し違った調整法を導入している。仕上がりを少し遅らせている。準備に多大な時間をかけるようにしている。それが昨年よりも田中自身が好調と語る理由だろう。スプリングキャンプで何をするか、1度経験したことも良かったかもしれない。去年はアメリカのキャンプが初めてだったから。それが彼の準備に役立ったかもしれない」
ジョー・ジラルディ監督はこう絶賛している。
田中は昨年7月に右肘靭帯部分断裂で2か月半に渡って離脱した。さらに、右膝の手術明けのCC・サバシア投手ら、ヤンキース先発陣には健康に不安を抱える投手が多い。首脳陣はその現状を鑑みて、スロー調整を進めてきた。慎重な準備がここにきて結実しようとしている。田中自身も試合後、スローペースの調整が役に立っていると語っていたという。