オリックス中継ぎに相次ぐ故障者 昨季12球団NO1の投手陣に暗雲

中継ぎ陣の再編はどうなる? 指揮官は救世主の出現に期待

 勝利の方程式の比嘉、岸田は主に6、7回を任されていた。2人がいないシーズン序盤は先発投手に最低でも7回まで投げ抜いてもらう必要がある。比嘉、岸田が抜けたブルペン陣だが、馬原―佐藤達―平野佳の中継ぎ3本柱は健在。故障が完治するまではこの3人がフル回転することになりそうだ。

 一方、若手投手陣にとっては大きなチャンスが訪れたことになる。指揮官も「他の投手は大いにチャンスと思ってやればいい。嬉しい誤算がどんどん出ないといいペナントは送れない」と語っており、救世主の出現に期待を寄せている。

 昨年、阪神からトレード移籍した白仁田、サイドスローに転向した古川、日本ハムで新人王を獲得している榊原、外国人枠の問題もあるが力強い直球を武器にロングリリーフもこなすマエストリらが候補だ。

 143試合と長いシーズンでは不測の事態に備え一の矢、二の矢、三の矢と準備するのが森脇監督。故障者が出た中継ぎ陣の再編をどのように行うのか注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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