大谷が開幕前最終登板でようやく好投 「最後に0点に抑えられたのは収穫」

「取り組んでいることをもう少し調整して、開幕に向けて準備をしていきたい」

 大谷はここで降板。開幕前最後の登板は3回38球を投げて1安打無失点の結果に「開幕前、最後の登板というなかで、しっかり0点に抑えられたことは収穫となりました」とコメントした。

 3日の巨人戦では4回4安打4失点。6四死球を与える乱調だった。さらに、11日のDeNA戦でも4回6安打5失点4四死球。初の開幕投手へ向け、2試合連続で内容、結果ともにふるわず、課題を残していた。右腕は「なかなか調子が上がらない状態でも、悪いなりにしっかりとできたことが良かったと思いますし、今日は右打者のインコースを投げきれたことがポイントだったと思います」と振り返った。

 この日は三振を奪う場面はなかったが、四死球もゼロ。過去2試合から改善を見せた。直球もほとんどが150キロ台で、最速は157キロだった。

「今、取り組んでいることをもう少し調整して、開幕に向けて準備をしていきたいです」

 3月27日の楽天戦は6日後。初めて開幕投手の大役を務める二刀流右腕は、期待を抱かせる好投で最終テストを終えた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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