松井と澤村、注目の新守護神2人がそろってオープン戦失点0で開幕へ

松井は8試合、澤村は6試合で無失点と開幕前の実戦で結果を残す

 大久保監督は、14日のヤクルト戦でクローザー松井を初起用した。ピンチを招いたが、3つのアウトをすべて三振で奪い初セーブ。「9回を締めるむずかしさを感じました」と勉強の毎日が続く。それでも、オープン戦は中継ぎ登板を含めて8試合に登板し、0勝0敗3セーブ。失点は喫していない。松井の勝利の瞬間のシャウトが、シーズンに入ってからも聞こえてきそうだ。

 セ・リーグに目を向けてみると、広島の新守護神・ヒース、DeNAの国吉も気になるが、やはり、巨人の新守護神・澤村拓一投手に注目が集まる。

 150キロを超える直球は魅力だが、その迫力やボールの精度、制球力も上がっているように見える。こちらもオープン戦、練習試合の6試合で1点も許さず、上々の仕上がりで開幕に備える。

 昨年の秋季練習中に原監督から指名を受けた。これまで先発でなかなか貯金が作れなかったこと、試合の中盤以降につかまる傾向があったことなどが理由で、中継ぎ転向の議論が高まっていた。その中でも、原監督は澤村のポテンシャルを高く評価。最も本人も納得がいく形でパフォーマンスを出せるポジションを探し、クローザーの座を与えることを考えた。

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