キャンプインから熾烈だった巨人のレギュラー争い 結果はどうなった?

もっとも熾烈な争いとなった外野陣、開幕スタメンは高橋、長野、亀井が有力

○サード

 開幕スタメンは村田修一が決定的な状況。打撃不振で2軍調整を命じられても、イースタンリーグで結果を残し、開幕に間に合った。その間に期待の若手、中井大介の猛アピールに期待は高まるもエラーや凡打が多く、レギュラー取りはならなかった。

○外野手

 巨人でもっとも熾烈な争いになったのが外野手だ。開幕スタメンには高橋由伸、長野久義、亀井善行が有力。この3人にキューバの至宝、フレデリク・セペダ、松本哲也がどこまで食い込んでくるかに注目。

 候補者は他にも橋本到、レスリー・アンダーソン、大田泰示らがいた。セペダは不振だった昨季とは違った打撃の良さが見られた。松本哲は1番打者に起用されたり、持ち前の守備範囲の広さを見せるなど、オープン戦でもアピール。橋本も序盤は打撃好調だったが、後半はトーンダウン。アンダーソンは左肘の手術から快方に向かっているが、もう少し時間がかかりそうだ。大田は2月の紅白戦から4番に座り、しぶとい打撃を見せてきたが、負傷で戦線離脱とチャンスを逃した。

 今年から兼任コーチになった高橋由伸は4月で40歳になるが、年齢を感じさせない動きでプレー。原監督も開幕での起用を示唆しており、スタメンに名を連ねる可能性は高い。毎年、負傷に悩まされてきた亀井善行も、大きなケガはなく、開幕を迎えられそうだ。長野久義も左肘の手術などから懸命のリハビリで間に合った。

 開幕1軍メンバーに入っていないが、実績のある矢野謙次、金城龍彦らも控えており、他の球団がうらやむ強力外野陣となっている。2軍には絶好調の隠善智也、戦線離脱中の堂上剛裕らがいる。好調であれば、外野のメンバーは激しく入れ替わっていくだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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