プロ2戦目で初完封の巨人・高木勇、「野手の人に助けてもらった」

初登板後は感極まって涙、この日は晴れやかな笑顔で勝利喜ぶ

 巨人のドラフト3位ルーキー高木勇人投手(25)が5日、東京ドームで行われた阪神戦でプロ2戦目にして初完封勝利を挙げた。相手エース藤浪と投げ合った試合は8回まで1安打で抑え、二塁を踏ませない圧巻のピッチング。116球を投げ、2安打7奪三振3四死球。味方打線の援護も受け、チームを3-0の勝利に導いた。

 試合後のヒーローインタビュー。三菱重工名古屋で社会人野球を7年間経験し、毎年のようにドラフト候補に挙がりながら、指名がなかった苦労人は前回のお立ち台で感極まって涙したが、この日は晴れやかな表情で質問に答えた。

「キャッチャーの阿部さんで後ろもホントにうまい先輩たちに守ってもらえてる。安心して投げました」。8回まで被安打1、二塁を踏ませなかったことについては「自分のピッチングというよりもホントに野手の人に助けてもらった1安打かなと思う」と周りに感謝した。

 インタビューの最後に「僕は僕です。次に向かってしっかりがんばります」と声を張り上げた25歳。今季チームで初完投初完封を挙げた右腕はさらなる飛躍を見据えていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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