イチローが開幕までに得た評価は 首脳陣の信頼深めた途中出場からの活躍

「出番は増える」「チームにうってつけの存在」、イチローにかかるスーパーユーティリティーの期待

 レドモンド監督は現役時代、控え捕手として大半を過ごした。だからこそ、途中出場の難しさを理解しており、「代打で出ていきなり95マイル(約153キロ)の速球に対応するのは容易ではない」と話していた。だが、イチローについては昨季ヤンキースで代打の出場で打率4割6分2厘と好成績を残したことに注目。「彼のコンパクトなスイングは代打に合っている。準備を大切にする選手だから心配ない」と期待を込める。

 マイアミ・ヘラルド紙のスペンサー記者は、イチローの出場が昨季よりも増えることを予想する。「監督は外野のレギュラー3人を1年間フレッシュな状態に保つため、休養を与えながら起用するだろう。それにナショナルリーグは選手交代が多いから、先発ではなくても、イチローの出番は周囲の予想よりも増えるだろう」と見ている。

 大リーグ公式サイトのフリサロ記者は「プレーオフに進むためには選手層の厚みが必要。イチローはチームにうってつけの存在だ」と分析。外野の3ポジションを守れて、41歳ながら代走でも使える「スーパーユーティリティー」として活躍の場は多いと見ている。

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