連敗脱出のオリックス 明るい材料多い試合で“影の主役”は?

森脇監督「今日にかける思いは随所に感じ取れた」

 西は前回の初登板となった3月31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で5回途中(3被弾を含む)8安打7失点でKOされていた。チームは開幕から3カード連続負け越し。負けられない大きな重圧が掛かる中、ベテラン捕手の考えは至ってシンプルだった。

「本人が慎重になっていただけで前の登板もボール自体はいい球が来ていた。事前の話し合い? ほとんどしてませんよ。変に意識させても一緒ですから。今日の投球も全部のボールがよかった」

 打っても先制タイムリーを含む2安打1打点。森脇監督も「今日はバッテリーが終始強かった。山崎の今日にかける思いは随所に感じ取れた」と、攻守にわたっての活躍に目を細めた。

 第2捕手。聞こえは悪いかもしれない。だが、プロ野球のシーズンは143試合と長丁場。捕手のリードによっては同じ投手でも相手に与える印象は全く別のものへと変貌する可能性もある。大きなスポットライトは当たらないかもしれないが、その存在は計り知れない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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