DeNA退団のグリエル、米メディアにヤンキース入団の希望を語る
DeNA退団でイメージダウンのグリエル、それでもメジャーでは争奪戦に?
負傷を理由に来日せず、DeNAとの契約が解除に至った同選手に関しては批判の声が相次ぎ、海外メディアも「プロの道義とは完全にかけ離れた行為」と指摘。その一方で、メジャーでの評価は高く、壮絶な争奪戦が予想されている。
2月にプエルトリコで行われたカリビアン・シリーズではキューバチームの優勝に貢献。その際には集結したメジャースカウトからも最高の評価を手にしていた。
米スポーツ専門局ESPNは当時、「グリエルはキューバ代表のロースター最高のピュアヒッター。数年の間、スカウトのレーダーに彼の名前は存在している。右打ちの三塁手は卓越した打撃センスによる圧倒的なバットスピードを誇る」と伝え、最高80ポイント、最低20ポイントの中でスカウト陣全員がパワー部門に関して60~70ポイントをつけていたことを紹介。
守備や肩も圧倒的な評価を受けており、記事では、あるメジャースカウトは「エイドリアン・ベルトレの、より打席で辛抱強いバージョン」とコメントしたことにも触れ、レンジャーズのオールスター選手と比較されたグリエルに関して、「キューバ代表でメジャーリーグのオールスターに選出されるチャンスを持つ選手がいるとすれば、それはグリエルだ」と指摘していた。
グリエルと同世代のキューバ人内野手エクトル・オリベラは先月、ドジャースと6年総額6250万ドル(約75億円)で合意したが、5ツールプレイヤーと呼ばれるグリエルの評価はオリベラよりも高い。
今回の退団の一件で大きなイメージダウンとなったグリエルが語ったメジャー行きの夢。圧倒的な資金力を誇る名門への“逆指名”は叶うのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count