プロの壁に苦しむオリのドラ1 山崎福は這い上がれるか
負傷中の金子、吉田一が戻ってくれば、先発ローテ争いはさらに激化へ
シーズン前の練習試合、オープン戦ではコントロールの良さを評価されていただけに、森脇監督も「(四球が少ない)長所とは全く逆のものが出ている。もっと自分を信じて投げることが大事になってくる」と注文をつけた。高山投手コーチも「メカニズム、メンタルと両方悪いところが出てしまった」と奮起を促している。
チャンスはそう何度もあるわけではない。
右肘手術からリハビリ中のエース・金子、オープン戦で左脇腹を痛めた吉田一が開幕ローテから外れ、残り1枠に滑り込んだ形となった山崎福。2軍では復活を懸ける左腕・前田、本来は先発型ながらチーム状況から1軍で中継ぎとして奮闘する塚原が虎視眈々と先発の座を狙っている。
ここに金子、吉田一が戻ってくれば、さらに争いは激化する。プロの世界は結果が全て。1、2軍の境界線にいる選手は、わずかなチャンスをものにできるかどうかだ。
4月の第3、4週は週5試合となり、先発は5人で事足りる。登板機会は無くなるのが濃厚で、13日には出場選手登録を抹消された。苦しんだ3試合の反省を生かし、生まれ変わった投球を見せてくれることを期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count