巨人、小林が延長11回に決勝打! 4時間半の熱戦制して再び貯金「2」
高木勇は7回2失点の粘投も開幕4連勝ならず
巨人が4時間31分の大熱戦の末に阪神に5-3で勝利。小林誠司捕手が延長11回に決勝タイムリーを放った。甲子園での伝統の一戦を2勝1敗で勝ち越し、貯金を2とした。
巨人は3回、金城のレフト前ヒットなどで2死一、二塁とすると、5番・井端がライト前へタイムリーを放ち、阪神先発・藤浪から1点を先取した。
さらに5回、1死から橋本がレフトへの二塁打でチャンスを作り、4番・坂本がレフト前タイムリーを打って、2-0とした。
開幕3連勝中のルーキー・高木勇は1、3、4回と得点圏に走者を背負いながら要所を締め、粘りの投球。しかし、6回1死一塁でゴメスに左翼席へ痛恨の2ランを被弾し、試合は振り出しとなった。
巨人は8回、2死から打順が回った高木勇に代打・セペダを送った。しかし、この回に得点することはできず、高木勇の4勝目はお預けとなった。
阪神はその裏、この回から救援した巨人・山口を上本、西岡の連打で攻め、鳥谷がバントで1死二、三塁とした。2死の後、マートンが放った二遊間へのゴロを二塁手・片岡が捕球したが、送球が高く浮き一塁手の足がベースから離れる送球エラーとなり、勝ち越した。
しかし、巨人も諦めない。9回に阪神の守護神・呉昇桓から、先頭の代打・高橋由がセンター前ヒットで出塁。続く3番・橋本がセンターへの二塁打を放ち、代走の一塁走者・鈴木が一気に生還、再び同点。延長戦に突入した。
試合が動いたのは延長11回。阪神の4番手・安藤から橋本、井端のヒットなどで2死二、三塁とすると、村田が敬遠された。続く小林がセンターへ2点タイムリーを放って、勝ち越しに成功した。巨人はマシソンがそのリードを守り切り、5-3で勝利を飾った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count