開幕3戦勝ちなしの岩隈久志に指揮官が珍しく苦言 「キレのない投球」

アストロズ戦で2被弾含む4失点、「以前のように速球が制球できていない」

 マリナーズの岩隈久志投手が20日(日本時間21日)、本拠地でのアストロズ戦に先発し、5回1/3を投げて2被弾を含む5安打4失点と本調子からは程遠く、勝敗はつかなかった。開幕から3試合に登板し、防御率6.61で未だに勝ちなし。チームも5-7の乱戦で敗れ、ロイド・マクレンドン監督は珍しく日本人右腕に対して苦言を呈した。

 岩隈は初回、バルブエナに先制ソロを浴びると、同点に追いついた直後の3回にはバルブエナに今度は犠飛を打たれ、勝ち越しを許した。

 味方はその裏の攻撃で再び同点に追いついたが、岩隈は5回にラスマスにソロを浴び、またも勝ち越される。しかし、その裏にまたもや味方打線が奮起し、3点を奪って逆転に成功した。

 ただ、それでもこの日の岩隈はピリッとしない。直後の6回1死からスプリンガーに左中間への二塁打を浴び、ここで交代を告げられる。わずか71球での降板となった。その後、救援投手が同点に追いつかれて岩隈の白星が消えると、マリナーズは8回に2点を勝ち越されて敗れた。

 試合後、マクレンドン監督は「キレのない投球だった。今日もまたボールが高めに浮いていた。低めに制球する方法を見つけないといけない。最近は以前のように速球が制球できていない。スプリットはそれなりだったし、スライダーも前回よりはよかったが」と辛口評価。持ち味である低めへの制球ができていない右腕に苦言を呈した。

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