評価高める田澤「ここ数年で一番いい」 開幕7戦無失点に米紙絶賛「支配的」

1イニングをわずか6球で三者凡退に、今季防御率は0.00

 コウジタイムだけじゃない。レッドソックスの田澤純一投手が21日(日本時間22日)のレイズ戦に8回から登板し、1イニングをわずか6球で三者凡退に抑えるピッチングで1-0勝利に貢献した。今季これまで7試合に登板し、無失点という完璧な内容に、地元紙「ボストン・グローブ」からは「支配的」と絶賛されている。

 田澤は今季計7イニングを投げ、3安打無失点、1四球、9三振という圧倒的な成績を残している。記事ではこのデータを紹介し、「タザワは7試合の登板で支配的であり続けている」と高く評価。大きく変化するカーブを有効に使っていることが好成績に繋がっていることに、田澤は自信を深めていると報じている。

 田澤は通訳を介して「ボールをすごくいい感じでリリースができている。ここ数年で1番よくできている」と語ったという。

 また、主に7、8回に起用されていることについて田澤は「起用法は監督に全て任せています。もしも、打たれたら、その状況で自分を投入した監督のミスと感じることもできますしね」と冗談も冴えたという。

 田澤は今季3ホールド目。また、この日は上原浩治も9回に登板し、無失点で2セーブ目(1勝)をマークした。レッドソックスは9勝5敗でア・リーグ東地区首位に立っており、2年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けた開幕ダッシュに両投手とも大きく貢献している。大型補強に成功した強烈な打撃陣にスポットライトが当たりがちだが、パーフェクトな活躍を見せるセットアッパー田澤はアメリカで高く評価されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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