イチローが今季初マルチでMLB通算2851安打、歴代44位浮上 マ軍は5連敗

背中の張り再発のイエリッチに代わり、3試合ぶり5度目のスタメン

 マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)、敵地でのフィリーズ戦で「6番・レフト」でスタメン出場し、今季初のマルチ安打を放つ活躍を見せた。しかし、チームは3-7で敗れ、5連敗となった。

 マーリンズはダン・ハレン投手、フィリーズはジェローム・ウィリアムス投手が先発。

 背中の張りが再発した正左翼手のクリスチャン・イエリッチに代わり、今季3試合ぶり5度目のスタメンとなったイチローは2回1死走者なしの第1打席はレフトライナーに倒れる。

 フィリーズはその裏の攻撃で8番ガルビスの2ランで先制。マーリンズも4回に3番スタントンの今季3号となるソロ弾で反撃。

 そして5回。イチローは先頭で打席に立つと、3球目をレフト前に弾き返して出塁。これでメジャー通算2850本となり、1895、96、1901年と3度の首位打者に輝いたジェシー・バーケット氏に並ぶ歴代44位タイに浮上した。

 その後マーリンズは7番リアルミュート、8番ヘチャバリアと3連打。イチローは同点のホームを踏んだ。さらに1点を追加したマーリンズはこの回、逆転に成功する。

 イチローは6回1死一塁で迎えた第3打席でもレフト前にヒットを放ち、これで通算2851本として単独44位に。一、二塁にチャンスを広げたが、リアルミュート、ヘチャバリアと凡退し、追加点はならなかった。

 マーリンズはその裏の攻撃で相手6番ハワードに2ランを浴び、逆転を許す。さらに7回にも3点を失い、リードを4点に広げられた。

 そして8回。イチローにチャンスが回る。5番オズナが相手3番手のジャイルズから二塁打を放ち、1死二塁の好機に。ここでイチローが打席に立ったが、レフトライナーに倒れた。

 マーリンズはその後も得点できずに敗戦。これで5連敗となった。イチローはこの日、4打数2安打1得点で打率.259となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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