田中将大のDL入りで日本人先発投手は“全滅” 過去2年からの落差大きく…

過去2年と比べると、4月の日本人投手の成績の違いは歴然

 そして、自身初のメジャー開幕投手を任された田中は2戦目までは防御率7.00と不調だったものの、18日のレイズ戦は7回無失点、23日のタイガース戦は7回途中1失点と好投。防御率を3.22まで向上させ、2勝1敗と勝ち越していたが、昨年の右肘とは違う右前腕部と手首の異常で離脱した。

 最近2年と今シーズンの4月の成績を比較してみると、その違いは歴然だ。

【2015年】
田中将大(ヤンキース):4試合2勝1敗、防御率3.22
岩隈久志(マリナーズ):3試合0勝1敗、防御率6.61
ダルビッシュ有(レンジャーズ):DL入りのため登板なし
和田毅(カブス):DL入りのため登板なし

【2014年】
黒田博樹(ヤンキース):5試合2勝2敗、防御率5.28
田中将大:5試合3勝0敗、防御率2.27
ダルビッシュ有:5試合1勝1敗、防御率2.59
岩隈久志:DL入りのため登板なし
和田毅:マイナー契約のため登板なし

【2013年】
黒田博樹:6試合4勝1敗、防御率2.25
岩隈久志:6試合2勝1敗、防御率1.67
ダルビッシュ有:6試合5勝1敗、防御率2.33

 2014年は田中、ダルビッシュが防御率2点台と好調。ダルビッシュはエースとしての役割を果たし、田中はルーキーながらメジャーを席巻した。黒田も4月は調子が上がらない中で我慢の投球を続け、その後は怪我人が続出したヤンキース先発陣の中で1人だけローテーションをシーズン終了まで死守。11勝9敗、防御率3.71の好成績を残した。

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