田中将大の負傷の原因は極寒での投球? タ軍のサイ・ヤング賞左腕が断言

ジラルディ監督も「100%ノーとはいえない」と示唆

 高校時代に北海道の駒大苫小牧高でプレーした経験から、好投後には寒さへの耐久力を自ら口にしていた右腕だが、デトロイトの強烈な寒さが手首や肘などに負担を与えていた可能性もある。

 ジョー・ジラルディ監督は「デトロイトでの登板が影響しているか? 100%ノーとはいえない。デトロイトのあとに、彼は違和感があったとは言ってこなかった。私は(28日まで)知らなかった。彼は練習を行い、ブルペンでの投球練習もやっていた。その以前に何か感じていたとすれば、彼はブルペン練習をしなかっただろうし、その前に検査していただろう」と寒さの影響を否定しなかったという。

 29日(日本時間30日)に先発予定だった田中は、登板前日に球団に手首に関する異変を報告。そのまま精密検査を受けたため、ジラルディ監督にとってもエース離脱は寝耳に水だった。

「心配かって? もちろん心配している。投手が安静を強いられる時にはいつだって心配だ。去年起きたことと関係しているか、私には分からない。それは検討すべきこと。多くのシナリオについて考えなければいけない。指を重ねて、重傷ではないことを祈るだけだ。どんな結末であろうが、向き合うしかない」

 指揮官は悲壮に語っていたという。復帰までは最低1か月を要すると言われており、米メディアの中には右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)の可能性に言及する報道もある。早期復帰を願うジラルディ監督の願いは届くだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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