田中将大の故障の原因は? 地元メディアは宝刀のスプリットが一因と指摘

「エースのようなピッチングをするには、彼にはスプリットが必要だ」

「ものすごくいいスプリットを投げていたので、それが(肘や手首の)回転を生み出し、痛みを生み出したのかもしれない」

 メジャーの強打者を抑えるために必要不可欠なスプリットの多投が田中を蝕んでいるのだろうか。

「(年俸とポスティング費の総額)1億7500万ドル(約210億円)の男であるタナカは、スプリットとともにある時に限り、本当に成功できる。だが、最終的には彼を無価値にする可能性がある。

 エースのようなピッチングをするには、彼にはスプリットが必要だ。スプリットが全ての始まりであり、トミー・ジョン手術に行き着くであろう理由でもありうるのだ」

 タイガースのデビッド・プライス投手は、自身のツイッターで田中の故障の理由について言及。田中が23日のタイガース戦に登板した際、デトロイトが気温0.5度という寒さだったことが影響していると断言した。また、サイ・ヤング賞を3度獲得し、殿堂入りも果たしている名投手のペドロ・マルティネス氏は、田中の右肘と健康状態に関する懸念を示し続けている。

 田中は1週間から10日間のノースローによる安静を経て、復帰までに1か月以上を要するとされている。無事に戦列に戻り、不安の声を吹き飛ばすような伝家の宝刀の切れ味を再び示すことができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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