プロ初先発の中日・小熊、6回1失点の好投も580日ぶり白星逃す

プロ3勝目までアウト1つも、福谷が踏ん張れず

 中日の小熊凌祐投手(24)が2日、本拠地ナゴヤドームでのDeNA戦で6回を3安打3奪三振1失点と好投し、勝利投手の権利を持って降板したが、あと1アウトで逆転を喫し、白星を逃した。

 中日は3回先頭の7番高橋周が相手先発の山口から今季1号となるソロ弾を右中間スタンドへ運んで先制。その後、2つの四球で2死一、二塁とすると、3番平田がレフトへタイムリーヒットを放ち、この回2点を奪う。

 小熊は5回に1点を失うも6回まで1失点の力投を見せ、救援陣に託す。中日打線は8回1死一、三塁のチャンスを作り、高橋周が打席へ。打球はサード方向へ転がるも、バルディリスの本塁送球が高めに逸れて、三塁走者が生還。貴重な追加点を挙げた。

 そして9回は福谷がマウンドへ。簡単に2アウトを奪い、小熊の2013年9月29日の阪神戦以来となる580日ぶり白星が目前となった。しかし、そこから3連打を浴びて1点差に詰め寄られると、一、二塁から関根に2点タイムリー三塁打を許して3-4。逆転を許した。

 まさかの逆転劇でプロ3勝目が消えた小熊はベンチで呆然とした表情を浮かべていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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