風張8球で退場も、ヤクルト快勝 3ランで歓声浴びた荒木は「無我夢中で…」

途中出場の荒木が3ラン含む4打点、3番手・古野は4回無失点で2位タイをキープ

 ヤクルトが広島に7-3で勝利し、首位巨人と1・5ゲーム差の2位タイをキープした。プロ初登板初先発の風張が、わずか8球で危険球退場。まさかの立ち上がりとなったが、途中出場の荒木が4打点と活躍。投手陣も3番手の古野が好投し、踏ん張った。

 試合は意外な形で幕を開けた。

 1回、ルーキーのヤクルト・風張は、先頭の田中を7球目の直球で遊ゴロに打ち取る。しかし、続く菊池に対する初球が抜け、頭部を直撃。危険球で退場となった。それでも、緊急登板の徳山は丸、新井を打ち取り、無失点で切り抜けた。

 ヤクルトはその裏、相手先発・福井から2死満塁の好機を作るも、武内が空振り三振で無得点。すると、広島は2回、ロサリオのツーベースと徳山の失策で1点を先制した。さらに、1死三塁から石原がライトへタイムリー。追加点を奪った。広島は3回もロサリオのタイムリーで1点を加えた。

 しかし、ヤクルトはその裏に反撃。2死三塁から、負傷の雄平に代わって途中出場した荒木のタイムリーで1点を返すと、一、二塁から中村も適時打。さらに、2死満塁で田中浩が2番手の久里からセンターへ2点タイムリーを放ち、逆転に成功した。

 4回には1死一、二塁で荒木がレフトへ3ラン。途中出場の27歳がタイムリーに続いて2打席連続で勝負強さを見せつけ、4打点を挙げた。

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