「イチローがイチローの仕事」 マ軍は逆転負けも、適時内野安打で存在感

8回に2点差に広げるタイムリー、球団公式ツイッターは「内野安打で駆け抜ける」

 マーリンズのイチロー外野手が4日(日本時間5日)、敵地でのナショナルズ戦に「7番・レフト」でスタメン出場。13試合連続先発中のイチローは適時打を含む7試合ぶり、今季4度目のマルチヒットをマークしたが、チームは痛恨の逆転負け。それでも、現地では8回のタイムリー内野安打が「イチローらしい仕事」と絶賛されている。

 8回に大きな見せ場が訪れた。マーリンズは1点リードを勝ち越し、なおも2死二、三塁のチャンス。ここでリアルミュートは満塁策のため敬遠され、2死満塁のチャンスでイチローに打席が回ってきた。

 2ボール1ストライクからの4球目、92マイル(約148キロ)の速球にバットを合わせる。二塁方向へのゴロをセカンドのエスピノーザが追うが、捕球できず。この間に三塁ランナーのスタントンが生還。記録はヒットで、追加点をもたらす貴重なタイムリー内野安打となった。

 マーリンズの公式ツイッターは、レジェンドのタイムリーを称賛。「イチローがイチローの仕事をする。内野安打で駆け抜ける。マーリンズのリードは4-2」と称えていた。

 これで2点差としたマーリンズだが、その裏に中継ぎ右腕のモリスが4失点の炎上。試合は4-6で痛恨の逆転負けとなった。

 イチローは2回に先頭でライト前に運び、5試合連続安打としながら、相手先発ジマーマンに牽制で刺される場面もあった。5回は投ゴロ、7回は遊ゴロだった。この日は4打数2安打1打点で打率を2割8分2厘まで伸ばした

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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