番長、勝った! DeNA三浦が今季初登板で歴代1位タイの23年連続勝利

23年連続勝利は工藤、山本昌に並ぶ大記録、6回3失点111球の熱投でDeNA4連勝

 DeNAの三浦大輔投手が本拠地でのヤクルト戦で今季初登板し、6回7安打3失点(自責2)の好投で初勝利を挙げた。23年連続勝利は歴代1位タイ。ハマの番長がまた1つ、球史に名を刻む記録を残した。DeNAは5-4で勝利し、4連勝とした。

 三浦は初回に2三振を奪った後、川端にライト前ヒットを浴びたが、続く畠山をセカンドフライに仕留めた。

 2回は先頭の荒木にレフトスタンドへの先制ホームランを浴びる。さらに、1死から西浦にライトへのツーベースを打たれたが、中村をライトフライ、成瀬をファーストゴロに仕留め、追加点は許さない。

 3回は三者凡退。4回は先頭の畠山にレフトへのヒットを許したが、後続を断った。

 その裏、好投を続ける41歳を好調のDeNA打線がようやく援護する。2死から高城がレフトへ逆転2ランを叩き込んだ。

 三浦は5回、2死一塁から上田にライトへのタイムリーを浴び、同点とされる。さらに、6回には2死一、三塁とピンチを迎えると、中村は二ゴロに打ち取ったが、これを石川がまさかのファンブル。味方のミスで1点を勝ち越された。

 しかし、やはりDeNA打線もその裏に1死二、三塁の好機を作り、井手がライトへ同点犠飛。2死三塁とチャンスが続き、高城が今度はライトへのタイムリーツーベースを放ち、勝ち越した。続く三浦には代打・後藤が送られたが、ここで起用に応えるレフトへのタイムリーツーベース。貴重な追加点を奪った。

 DeNAは7回にミスから1点を失ったが、そこから救援陣が踏ん張って5-4で勝利。6回111球の熱投を見せた三浦に今季初勝利がついた。

 三浦の23年連続勝利は、工藤公康(現ソフトバンク監督)の1985~07年、中日・山本昌の88~10年に並び、歴代トップタイ。41歳のベテラン右腕が今季初登板で偉大なプロ野球記録に並んだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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