広島が初回10得点、計16安打13得点の猛攻で圧勝 2連敗の巨人は首位陥落

初回に打者14人の猛攻、巨人・杉内はプロ最短の2/3回でKO

 広島が5日、本拠地マツダスタジアムでの巨人戦に大勝した。初回に大量10得点。相手先発・杉内を早々にKOすると、2、3回にも追加点を奪った。先発のエース前田健太も大差に気を緩めず、7回4安打無失点と好投して3勝目(2敗)。広島は13-1で勝利した。DeNAが勝利したため、大敗の巨人は首位陥落となった。

 初回、広島は先頭の田中がセカンドゴロに打ち取られるも、2番・菊池がレフト前ヒット。丸は四球で1死一、二塁とし、新井がタイムリーツーベース。2点を先制した。ロサリオの三振後、梵はレフトへのタイムリーツーベース。鈴木誠はレフトスタンドへ2ランを叩き込み、あっという間に5-0とした。

 続く會澤がセンター前ヒットを放ち、杉内をここでノックアウト。杉内はプロ最短の2/3回で降板となった。巨人は2番手・笠原も流れを止められず、ピッチャーの前田に四球で2死一、二塁。ここから田中、菊池、丸、新井が4連続タイムリー。四球を挟んで7連打で10-0とした。ロサリオはライトフライに倒れ、打者14人の猛攻がようやく終わった。巨人は2003年以来の1イニング2ケタ失点となった。

 2回には1死三塁から會澤のレフトへの2ランが飛び出し12-0。3回には新井が3打席連続タイムリーで13点目を奪った。

 巨人は2番手ザガースキーから8回に長野がソロ本塁打。しかし、反撃はこの1点のみに終わり、広島が13-1で大勝。“サヨナラインフィールドフライ”で決着がついた前日に続き、2連勝を飾った。巨人は2位に後退した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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