“怪童”ハーパーが劇的サヨナラ2ラン MLB10年ぶりとなる3戦6発の大爆発

メジャー歴代最多の762本塁打を誇るボンズ氏を彷彿とさせる打撃

 また、ナショナルズのマット・ウィリアムズ監督が、ハーパーのようなホームランを打つ選手をこれまでに見たことがあるかを聞かれ、現役時代にジャイアンツで打線を組んだバリー・ボンズ氏の名前をすぐに挙げたことにも記事では触れられている。メジャー歴代最多の762本塁打を誇るボンズ氏を彷彿とさせる強烈な打撃を見せている。

 ハーパーは7回にマーケイキスのライトオーバーの当たりを背走しながら好捕するなど、攻守両面で大活躍した。

「オレはオフェンス面だけでなく、ベストの右翼手でもあるように励んでいる。簡単で単純さ。オレは1日1日、全力でプレーしたいんだ。ピッチャーのためにプレーしたいと思っている。もし彼らを助けることができるのなら、それがオレがするべきことさ」

 ハーパーはこう話している。学生時代から“怪童”として大きな注目を浴び、19歳でメジャデビューを果たした超逸材が、ついに覚醒し始めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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