DeNAが5連勝で貯金11 井納が140球を投げきり、今季初完投で3勝目

防御率0点台ジョンソンから2点奪取、井納は9回8安打1失点の熱投

 DeNAが広島を2-1で下した。防御率0点台と抜群の安定感を誇る相手左腕ジョンソンから2点をもぎ取り快勝。先発の井納は9回140球を投げきり、8安打8奪三振1失点の熱投で今季初完投を飾り、3勝目をマーク。DeNAは5連勝で貯金11とし、首位をガッチリとキープしている。ジョンソンは今季初黒星となった。

 DeNAは初回、2死から井手と筒香の連打で一、二塁とチャンスを作るも、ロペスはサードゴロ。2回は1死から関根がセンター前ヒットを放ちながら高城がダブルプレーに倒れた。3回も2死から白崎が四球で出塁したが、井出はライトフライ。防御率0点台のジョンソンから得点を奪えない。

 一方、先発の井納は初回、いきなり1死満塁と大ピンチを迎えるも、ロサリオ、小窪を連続空振り三振に仕留め、切り抜けた。その後も走者を出しながら、我慢の投球を続ける。

 すると、DeNAが4回に均衡を破る。1死からロペスが粘って四球を選ぶと、続くバルディリスがレフトへ2ラン。ジョンソンに37イニングぶりの自責点を付けた。

 その裏に広島も反撃。1死三塁から木村昇のライトへ犠牲フライで1点を返した。しかし、同点に追いつくことは出来ない。

 その後は両投手が好投。お互いに得点を与えない。7回にはDeNAが1死一、二塁とチャンスを作るも、白崎は空振り三振。さらに、暴投で二、三塁とピンチが広がったが、井手はサードゴロ。ジョンソンは久々の失点を喫したものの、123球を投げ切った。

 井納は8回表までに129球を投げていたが、その裏は2死走者なしで打席へ。見逃し三振に倒れ、9回もマウンドに上がった。先頭のロサリオにレフト前ヒットを許し、続く小窪はバントで1死二塁。木村昇は二ゴロに仕留め、2死三塁とした。ここで広島は新井を代打に送る。しかし、ストレートの四球で2死一、三塁。続く會澤はレフトフライでゲームセット。井納は140球を投げきり、今季初完投でチームを5連勝に導いた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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