和田毅、白星まで1死で降板も5回途中9Kの衝撃 「この日最も印象深い選手」

「1アウト足りなかったが、素晴らしかった」「4回で9K。感銘的なスタート」

「(勝利には)1アウト足りませんでしたけど、素晴らしかった」

「燃料切れで監督はパワーアームを投入することを好んだが、ワダはいい仕事を果たしました」

「4回で打者9人をパンチアウト。2015年のメジャーリーグシーズン開幕で感銘的なスタートを飾りました」

 実況アナウンサーはこのように賛辞を並べた。さらに、解説者は「相手を圧倒するようなファストボールはありませんが、素早く短いストローク、チェンジアップ、スプリットで幻惑します」と投球術を褒め称えた。

 和田がマークした9奪三振のうち、見逃しは実に6つ。そのうち4つは直球で奪った。復帰初戦で、キレのある直球の威力を見せつけた。

 試合後、地元TVは和田のハイライト映像を流し、早稲田大学時代の成績なども紹介した。初勝利はならなかったが、この試合の主役は間違いなく和田だった。

 キャンプ中に左太ももを痛めてDL入りし、約1か月半遅れで迎えた2015年シーズンの“開幕”。左腕は眩いばかりの光を放った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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