勝利目前で交代も、名将は和田毅を絶賛 9K快投に「これ以上望めないほど」

指揮官「ベース一周で疲れたのでは」も、和田は「それで疲れるような鍛え方はしていない」

 地元紙「シカゴ・サンタイムズ」によると、指揮官は「あのベース一周で彼は少しばかり疲れたんじゃないかと思っている。アルモンテのセンターライナーを見て、ノリス相手に投げさせたくなかった」と語ったという。本人は、走塁の影響について「それはまったくない。息は切れたが、それで疲れるような鍛え方はしていない」と話しているが、名将の見方は違ったようだ。

 それでも、衝撃的な奪三振ショーに加え、足でも魅せた和田がアピールに成功したことは間違いない。開幕時に先発ローテーションの一角を担っていたウッドがブルペンに配置換えとなったため、先発で起用された和田は、プレーオフ進出を目指すカブスのローテ5番手定着に一発回答を見せた。

「(達成感は)半々ですね。チームも勝ったし、僕にも勝ちがつけば最高だったけど、投げる試合でチームが勝つことが一番。次回はチームも自分も勝てるようになれば」

 次回登板では、両方の目的を達成するつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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