初登板で快投の和田毅、“激走”にも絶賛の声 「素晴らしい運動能力示した」

一塁から一気に生還の好走塁に実況も興奮、「ギリギリのプレー」

 カブスの和田毅投手が20日(日本時間21日)の敵地パドレス戦で今季初先発し、4回2/3を投げて4安打2失点、自身メジャー最多の9奪三振を奪う活躍を見せた。圧巻の奪三振ショーで3-2での勝利に貢献しながら、勝ち投手の権利をあと1アウトで逃した34歳の左腕だが、衝撃的な走塁でも絶賛を呼んでいる。

 1-2の5回、先頭打者となった和田は絶妙な選球眼で四球を選ぶ。1死後、ファウラーの打球が一塁線を抜けると、足で魅せた。二塁を回って一気に加速。すると、三塁コーチのガリー・ジョーンズも腕を回した。ボールはホームに返ってきたが、投手とは思えないほど鋭いスライディングを披露。同点のホームを陥れた。

 和田の鮮やかな走塁に、地元テレビ局「CSNシカゴ」の実況は興奮していた。

「和田、三塁に向かう。中継でホームに投げます。セーフ! ギリギリのプレーでした。同点です!」

 こう絶叫した実況は続けて、メジャー界でも稀有な投手としての絶妙なランニングについて分析した。

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