珍プレーに泣くマーリンズ 泥沼7連敗で未勝利の新監督「雪だるまのよう」

指揮官交代の“カンフル剤”は現時点で逆効果? イチローは2戦連続出番なし

 リアルミュートは「捕球した後、二塁に投げようとしたけれど、間に合わないのが分かった。ボールを握り直そうとしたけれど、挟まってしまった。そして、間に合わなかった」と嘆いていたという。

 ジェニングス監督は就任後4連敗。これまで人件費を削減するために主力を大量放出するファイヤーセールを敢行し、数々の監督交代にも踏み切ってきたオーナーのジェフリー・ローリア氏は、手腕に定評のあったマイク・レドモンド前監督を解任後、指導者経験がほとんどない前GMを新指揮官に就任させた。メディアや識者から多くの批判を浴びたが、カンフル剤は現時点で逆効果となっているようだ。

 同紙によると、ジェニングス監督は「(連敗は)まるで雪だるまのようだ。我々はそれを止めなければいけない。数回のプレーで、グラブにボールが挟まり、ボールを取り出せなかった。それが毎回高く付いた」と嘆き節を見せている。

 7連敗のマーリンズは本拠地マーリンズ・パークでは泥沼の8連敗。ここ10試合で1勝9敗の絶不調で、ナ・リーグ東地区最下位に沈んだままとなっている。凡ミスを連発する若きチームで百戦錬磨のイチローには2試合連続で出番は訪れず、“野球の神様”ベーブ・ルースとは通算2873安打で並んだままとなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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