日ハムは大谷打たれても劇勝首位 同点弾の中田、強さの秘密は「若さかな」

8回に15号同点2ラン放った中田、スタンドインを「僕が一番願ってた」

 日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちでソフトバンクを6-5で破り、首位に浮上した。開幕7戦7勝を狙った大谷翔平投手が3点リードの7回に突然崩れて5失点。まさかの逆転を許したが、8回に中田翔内野手がリーグ独走の15号同点2ランを放って大谷の黒星を消すと、9回には西川遥輝外野手がサヨナラ打を放った。

 試合後、西川とともにお立ち台に上がった中田は、遠慮がちに「今日はエラーをしてるんで、何も言えません。本当に初めチームの足を僕一人が引っ張ってましたんで、何とか貢献できてよかったです。入るとは思わなかったんですけど、入ってくれてよかったです」と喜びを口にした。

 8回、バリオスの内角低めへの145キロのシュートを左翼ポール際まで弾丸ライナーで運んだ。嫌なムードを一瞬にして吹き飛ばす値千金の同点弾。まさに4番の仕事だった。

 栗山監督がベンチで「入れ!」と声を出していたと伝えられると、中田は「多分、僕が一番願ってたと思います」と笑顔。前日に続いて接戦を制したチームの強みについて聞かれ「すごく粘り強い試合が出来てますし、若さが前面に出ている試合がここ最近多いので、若さかなと思います」。風格漂う26歳は躍動する後輩達を立てていた。

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