7球団から20試合連続安打はイチローだけ 隠れた大記録を地元TVが紹介

「他の打者では6球団相手に成し遂げている選手もいない」

 マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間22日)、本拠地でのオリオールズ戦に「7番・レフト」で先発出場し、2回の第1打席でレフト前ヒットを放った。メジャー通算2874安打とし、これまで並んでいたベーブ・ルースを上回って歴代単独42位となったレジェンドだが、他の強打者の追随を許さない隠れたメジャー記録を樹立しているという。

 2回の第1打席でルースの記録を越えたイチロー。3回の第2打席では四球を選んだが、その間に地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は、メジャー専門シンクタンク「エリアス・スポーツ・ビュロー」の調査による、ある記録を紹介した。

「イチローはボルティモア相手に21試合連続安打中です。実際のところ、エリアスによると、イチローは近代野球では7チーム相手に20試合連続ヒットを記録している唯一の選手です。他の打者では6チーム相手に(20試合連続安打を)成し遂げている選手もいません」

 他の強打者ですら、20試合連続安打は5球団止まりだという。

 イチローの打撃技術は驚嘆の的となっている。この第2打席では、ウバルド・ヒメネス投手の渾身の決め球をファウルで裁き、7球目で四球を選んだ。実況は「彼はそういうタイプの選手ですね。ピッチャーをクレイジーにさせます。どんなにいいボールを投げてもファウルでかわしてしまうのですから」とため息とともに紹介した。

 この日、イチローは最終打席に内野安打で出塁し、4打数2安打1四球と活躍したが、チームは5-8で敗れた。奮闘を続けているものの、マーリンズは泥沼の7連敗とトンネルから抜けられずにいる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY