青木宣親、2号ソロ含む4安打2打点で主役に 「アオキサン、昨年の2倍です」

冗談めかした指揮官の30本塁打期待に英語で即答、「オフコース」

 ブルワーズの中継専門のアナウンサー、ジョー・ブロック氏はツイッターで「ノリチカ・アオキは71イニング連続で本塁打を打たれていなかったブルワーズの記録を止めた」とレポート。16勝30敗と大きく負け越しているブルワーズの投手陣が、ここまで守ってきた記録を青木のバットが打ち砕いたとしている。

 ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は、冗談めかして青木に今季30本塁打を期待すると語ったという。メジャーの4年目で21本塁打のリードオフマンだが、指揮官の発言を地元記者から聞くと、「オフコース(もちろん)」と笑いながら英語で即答したことも記事では紹介されている。

 5回には四球を選ぶと、6回にはタイムリーヒットを放ち、直後に盗塁に成功。その後、ペンスのタイムリーで生還した。さらに、8回にも内野安打と、青木は全5打席で出塁。最近の出場15試合中14試合で出塁している。

 1試合4安打は自身メジャー5度目でキャリア最多タイ。打率は3割1分2厘と上昇し、出塁率も3割9分1厘まで伸ばした。

 今月中旬には成績を落とし、先発から外されたが、5月15日以降は打率4割8分4厘と絶好調。ESPNスタッツ&インフォによると、この間のMLBベストの数字だという。青木の活躍でチームも連敗をストップ。昨年のワールドシリーズ覇者で、リードオフマンが強烈な輝きを放っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY