高い技術に「美しい」の声 青木宣親が5試合で打率6割1分9厘の大暴れ

自身初の5戦連続マルチで打率はリーグ6位の3割2分6厘に、首位ドジャースと0.5ゲーム差

 解説者も「素手でボールを投げようとしましたが、どんな握りだったのでしょうか。サークルチェンジでしょうか。フアン・ウリベはこういうプレーでリーグで定評があります。すごく肩が強いのですが、青木のスピードがウリベに多大なプレッシャーをかけたのでしょう。うん、深く握りすぎてチェンジアップになってしまいました」と続け、青木のスピードと高いバント技術が、強肩のウリベの焦りを誘い、送球を狂わせたと分析した。

 これで無死満塁とチャンスを広げたジャイアンツは、パニク、ペンスの連続長打などで一挙6点を奪取。投手戦が一転して一方的なゲームとなり、ジャイアンツは7-0で快勝。4連勝とした。

 4打数2安打1得点の青木はメジャーで自身初となる5試合連続マルチの大当たりでリーグ6位の打率3割2分6厘まで上昇。5試合連続マルチで、その間は21打数13安打の打率6割1分9厘と手がつけられない状態となっている。6試合前までの打率は2割8分8厘だった。

 最近10試合で8勝2敗と好調のジャイアンツは、ついにナ・リーグ西地区首位のドジャースに0.5ゲーム差まで迫った。高い技術でヒットを量産するリードオフマンの青木が、快進撃を牽引している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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