プロ1勝目の宮田、記念ボールは「あったかい」 西武が5カードぶり勝ち越し

2試合で9打点の中村は「みんながつないでつないで回ってきたので、なんとか打ちたいと」

 そして迎えた7回。先頭の木村の内野安打をきっかけにチャンスを作ると、渡辺のセンターへの犠飛、秋山のレフト前へのタイムリーで2点を奪い、3-4と1点差に迫る。能見をマウンドから引き摺り下ろすと、なおもチャンスが続き、2死一三塁でバッターは中村。

「みんながつないでつないで回ってきたので、なんとか打ちたいと思っていました」

 そう振り返った打席は、2番手安藤のシュートを完璧に捉えた3ラン。6-4とし、逆転に成功した。

 その後も8回に3点を追加し、終わってみれば9-4の快勝だった。

 勝ち投手の権利を手にしたのは、3点ビハインドの7回に登板した宮田。荒れ球が特徴的な7年目の左腕は、この日も四球や暴投がありながらピンチを切り抜け、1イニングを無失点。記念のボールを手にし「あったかいです」と顔をほころばせた。

 チームは5カードぶりの勝ち越し。逆転3ランで2試合9打点とし、52打点でリーグトップを守った中村は「昨日、今日といい形で勝てているので、この流れでまたがんばっていきたい」とヒーローインタビューを締めくくった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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