「我々にはタナカが必要」 エース田中将大の復活投球をヤ軍同僚も喜ぶ

復帰戦で7回3安打1失点の快投、指揮官も「彼は本当に、本当に良かった」と評価

 ヤンキースの田中将大投手が3日(日本時間4日)、復帰戦となった敵地でのマリナーズ戦で7回3安打1失点、9奪三振無四球の快投を見せた。チームを3-1の勝利に導き、今季3勝目(1敗)を挙げた右腕に対し、ジョー・ジラルディ監督や同僚が賛辞を贈っていることを、MLB公式サイトが「圧倒的な活躍の田中は錆つかず」との見出しで特集した。

 4月23日のタイガース戦の先発を最後に右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りした田中は、復活のマウンドでハイ・クオリティー・スタート(HQS、7回以上を自責2以内)を達成。伝家の宝刀スプリットのみならず、すべてのボールがマリナーズ打線の脅威となった。

 2回裏には、打率3割2分4厘、リーグトップの18本塁打、同2位タイの39打点と今季絶好調のクルーズを2球で追い込み、最後は内角高めへの83マイル(約134キロ)のスライダーで3球三振。見逃したクルーズは悔しそうにのけぞった。

 ジョー・ジラルディ監督は「彼は本当に、本当に良かった」と高く評価。78球を投げ、ストライクは58球。9奪三振無四球の投球内容で、制球力を武器とする田中の真骨頂を見せつけた。

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