エース対決制した田中将大を捕手、監督も絶賛 「燃費の良さが本当に重要」

指揮官も球数の少なさを称賛、「本当に、ただただ安定している」

 田中の2試合連続の圧巻のピッチングで、チームは7連勝を飾った。これはヤンキースとしては2012年9月以来の連勝記録だという。

 そして、田中はまたしてもメジャーの歴史にその名を刻んだ。メジャーデビュー後、26試合で17勝以上を挙げたのは、1914年以降ではボー・フェリス、カル・エルドレッド、スティーブ・ロジャースという往年の名投手に続き、メジャー4人目の快挙となった。

 ジョー・ジラルディ監督は「本当に、ただただ安定している。彼は85、86球を投げた。この燃費の良さが本当に重要なんだ。相手打線は彼にアグレッシブに仕掛けていた。早いカウントで素晴らしいボールを投げていた。私は1試合の出来について、あまり深くは考えない。みんな10試合ぐらいを見て、評価を決めるのだろう。でも、彼の取り組みは素晴らしい。今日の彼のボールは前回ぐらいキレがあった」と手放しで絶賛したという。

 この日は87球中、ストライクが63球。ストライク率は72パーセントと高い数字をたたき出した。圧巻のピッチングで、リーグを代表するエースに投げ勝った田中は、4勝1敗、防御率2.48と好調をキープしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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